★遺伝子組み換え作物が食卓に忍び込んできました ケロケロ通信 第38号

メスねこがよかった... by.ママ

ニャンチューをもらってきてもう6ヶ月になります。

あれからまた一段と大きくなったニャンチューは、身長80cm(頭→しっぽ)、体重5.5kgと、これを想像してもらえるとわかると思いますが、かなりのデカさです。
34号で紹介したときの2~3倍にはなっていると思います。

何でもタマをとって遊んでいたときに比べて、ニャンチューはずいぶんおちついてきました。でもオチビンもだんだん大きくなってきて、今ではニャンチューの方が負けてしまいます。

お母さんは、「ニャンチューがメスだったら、かわいい子ねこが生まれるのにネ♡」っていうけれど.... しょうがないよね!

遺伝子組み換え作物が食卓に忍び込んできました!!

「遺伝子組み換え」という言葉は、皆さんも時々耳にすると思いますが、それはいったいどんな事でしょうか。
それは、現在に至る「生命の進化」を全く無視して、自然界では絶対にあろうはずのない、種を飛びこえた生物の間で遺伝子を組み換えて、いわゆる雑種を作る技術です。

例えば、ヒトの遺伝子を微生物に組み込んだり(インターフェロンの生成)。
臓器移植のために、ヒトの遺伝子をブタに組み込んだり、ハエの遺伝子をトマトに組み込んだり・・・・・・・・。
想像できない程の実験が繰り返されています。

これらの生物は、はたして自然環境に悪影響を与えないのだろうか?何が起ってくるかは、まったく未知のゾーンです。

それらの研究に対して国は一切の規制もしていません。

昨年の9月、厚生省は遺伝子組み換え作物の大豆、ナタネ、トウモロコシ、ジャガイモの4品目を食品として認可しました。
また、「腐らないトマト」ももうじき認可されるそうです。

しかも表示の義務はありません。
大豆、ナタネは除草剤を分解する微生物の遺伝子を組み込んだもので、ジャガイモとトウモロコシは殺虫成分(毒性)がでるように組み込んだものです。
いづれも農薬メーカーが開発したものです。

はたして、こんなものが安全と言えるでしょうか。

ヨーロッパ等海外では、大々的な反対運動が展開されているにもかかわらず、例によって、アメリカの圧力でスルスルと簡単に認可してしまったのです。
我国では大豆、ナタネ、トウモロコシの95%~99%は輸入にたよっています。
これから作られる、豆腐、味噌、しょうゆ、油、マーガリン等、又、家畜のエサとしても大量に使っているので、肉、牛乳、卵も心配です。

・・・・・・・・今、日本消費者連盟が中心になって遺伝子組み換え食品の反対と表示の義務づけの運動をしています。
皆さんも是非、署名運動に協力して下さい。よろしく!

97年4月2日  編集  筋田 泉紀

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