★米袋で中身が変わる?★遺伝子組み換え反対の福岡大会開催 ケロケロ通信 第39号

■今月の農作業。

タマネギの収穫、ジャガイモほり、田植えと、1年中でいちばん忙しい時期になってきました。

ユメツクシを6月上旬に少し植えますが、メインのヒノヒカリや黒モチなどは、6月15日頃に植えます。
その後、鴨を入れるための網張りや草取りなどの一連の作業が続きますので、いつでも結構です。
皆さんの応援を今年もよろしくお願い致します。

今年は、鴨や除草機による栽培の他、カブトエビやジャンボタニシによる除草にも挑戦しようと思っています。

■米袋で中身が変わる?

我家の米は、すべて農薬や化学肥料を一切使わずに栽培した自然農法米です。
だから基本的には有機肥料も使いません。
7割の田んぼに鴨を入れていますが、3割くらいは、除草機を押したり手取りによる除草です。

そこで、鴨を使っていない米を「合鴨米」の袋に入れるわけにはいかないので、米袋メーカーが出している既製袋を購入したわけです。
このての袋は、誰でも、どれでも自由に買う事ができます。
その時に、各メーカーからカタログを取り寄せて驚いてしまいました。

各社とも数百種類も出している米袋のかなりのページが、「新潟産」、「魚沼産」コシヒカリの袋にさかれています。
それだけ需要が多いという事です。
よく売れているという事です。

・・・・・・しかし、狭い新潟や、魚沼産の米が実際にそんなにあろうはずがありません。

つまり、ほとんどニセモノです。
業界では15%混ざっていれば、それで表示していい事になっているそうですが、それは良心的な方で、大方の米はウソのようです。

安い米を仕入れてきて、「有機米」や「魚沼産」、「福岡産」などと書いた、それぞれの米袋に入れて、それなりに値段の差をつけて店頭に並べているのが実態です。

私が見たかぎりでは、あちこち店頭に並んでいる米袋は、ほぼ100%カタログに載っている既製袋が使われています。
昨年から施工された新食糧法で、もともと怪しかったものが、一気にエスカレートしたようです。

消費者の人達は、袋のデザインしか選ぶ事ができません。
中身の米は、米業者だけが知る、未知のものなのです。

よほど信用できる米屋さんか、農家と直接つながるしかないようですね。

■遺伝子組み換え反対の福岡大集会を開きます。(6月14日)

前回の通信に書きました遺伝子組み換えの問題について、6月14日(土)11:00~15:10.福岡市、中央市民センターで、天笠先生を招いて講演と、パネルディスカッションを行います。
福岡県有機農業研究会の呼びかけで、自然食の会やグリーンコープ等が参加します。
興味のある方は是非参加してみて下さい。(・・・・・・私は田植えで行けません。・・・・・残念!!)

★遺伝子組換えの問題点を、今回から少しづつ拾ってみたいと思います。

「自分で何を食べたかがわからない問題」
遺伝子組換えによって、アレルゲンまで組み込まれてしまった実例が報告されています。
アレルギーがひどくて除去食をしている人が、知らずに食べると、命にかかわる事さえ起りかねません。
安全だと思っていた物に、危険な遺伝子が隠れ潜んでいるかも・・・・・・・・。

平成9年 5月30日  筋田靖之.

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