何でこんな事に・・・(今年を振り返って)
21世紀は環境の世紀だとして華々しく幕を開けたのは一年前でした。
目に見えない合成化学物質の汚染は、この地球を隅々までくまなく覆い尽くし、特に生態濃縮によって両極地域の汚染は非常事態になっています。
温暖化ガスの問題、オゾン層破壊による紫外線の問題・・・・もう一時も待てないほど、この地球の環境には赤ランプが点滅しているのです。
人類の英知を結集して、総力を挙げて取り組まなければならないと、誰もが思っていたのです。
分かれ道は突然やってきました。
9月11日10時30分、アメリカの経済の中枢、軍事の中枢が旅客機の体当たりで崩壊するという驚愕の映像に、世界は震撼しました。
その後のアフガニスタン空爆、地上軍の進行。火種はイスラエルにまで飛び火する始末。
あの破壊の限りを尽くす映像に、武器を自慢げに持った小さな子供たちに、まるで昔に逆戻りしたかのようなこの現実に、切なさや、やり切れなさや、いらだちを覚えるばかりです。
我々は一体何をしてきたのだろう、何をしているのだろう。
我が家の農地に農薬を入れないで、化学物質を入れないで、ゴミの分別や軽減など努力しているのに、苦労して環境を守ろうとしているのに。
その積み重ねと広がりが、きっと未来のためになると信じてやっているのに。
あのミサイル1発でどれだけの地球環境が破壊され、汚染されるのか、全体では一体どれほどの環境が破壊されたのか。
まるで我々は、賽の河原で小石を積んでいるようにさえ思えてきます。
それでも我々有機農業者は、また一つずつ小石を積み上げるしかありません。
一つ積んでは、子供たちのため、二つ積んでは未来のため・・・・この道の先に、未来のユートピアがきっと有ることを信じて。
ホームページを開設しました
前回で予告していましたが、インターネット上にホームページを開設しました。
といってもまだ工事中の箇所が多いのですけれども。
息子に教わりながらの初心者若葉マーク付なもので、完成まで待っていたらいつになるか分かりません。
たいがいのところで、とりあえず開くことにしました。
米や黒米、鴨などの注文もホームページからも出来るようにしています。
掲示板も用意していますので、パソコンでインターネットを利用されている方は一度お立ち寄り下さい。
新築現場の住所は http://isweb37.infoseek.co.jp/area/inaka2/ です。
ご飯の硬さと米の品種
極良食味品種ばかり作っていますので、おかげさまで、お米の評価はすこぶる良いのですが、最近気が付いた事があります。
品種によっては「ちょっと硬かったね」とか、「今度のは柔らかかったね」
・・・・そう言えば、以前から時々そんなことを耳にしていました。
お米にはいろんな硬さのタイプがあって、軟質米とか硬質米と言われていますが、実はそれによって、水加減や浸水時間を変えなければならないのです。
今の炊飯器の目盛りは、概してコシヒカリなどの軟質米に合わせてあります。
また、軟質米の場合は米を研いですぐ炊いても、まあそこそこには炊けます。
しかし、ご飯を炊いて心が硬いなと思うようだったら、それは浸水時間が足りないせいです。
せめて20~30分、硬質米ならそれ以上浸水した方がいいと思います。
またご飯の表面がベタベタするのは水の多すぎ、全体が硬いようなら水が足りないからです。
その辺をいつも心がけて微妙に加減すると、同じ炊飯器でもっと美味しく炊けます。
※餅は28日につきますので、29日の配達の予定です。
年末の野菜の配達日は28日ではなくて26日(水)に変更します。
今年もいろいろお世話になりました。
それでは皆さん、良いお年をお迎え下さい。