★れんげ畑★米作りが始まります★鴨のヒナが生まれてきます ケロケロ通信 第20号

お母さんのコーナー

◇れんげ畑

むかし、私達が子どもの頃は、春先になると、れんげ畑があちこちにありました。
このれんげも、牛の餌や、ハチミツや田んぼの肥料にするために、わざわざ種をまき、育てていたものだそうです。

ところが、4~5年前頃から、このれんげを食べる害虫が、アメリカからこの福岡に侵入して、瞬く間に、九州全土から、本州全土へと広がってしまい、れんげ畑が姿を消してしまいました。

当初、それも知らず、我家でも地力増進のために、毎年れんげの種をまいていたのですが、芽は出てくるものの、冬の間に、いつの間にか消えてしまうという状況が続きました。

その影響を、まともに受けたのが、養蜂家の人達で、この数年の間で、養蜂家の数が3分の1に激減したそうです。

今では、れんげだけのハチミツは、とても貴重品だそうです。
でも、どういう理由か、今年はれんげが害虫の被害にあわずに育っているようです。

あれだけ猛威をふるった害虫が、自然消滅したのでしょうか。
もしかしたら、またれんげ畑が復活するかもしれませんね。

お父さんのコーナー

●米作りが始まります
新緑のこの季節になると、我家の農作業も段々忙しくなってきました。
スイカやトマトなどの夏野菜の定植や、田植えに向けての田んぼの準備や苗作りなど、次から次へと作業に追われます。
皆さんに食べていただく米も5月8日に種まきをします。
いよいよ稲作りのスタートです。
命を作り出す始まりでもあります。
私達百姓にとって、この種蒔きは特別に神聖も感じる作業です。

私達の地域では「苗代(のうしろ)ごもり」というのが、今でも行われています。
一通りどこの農家も種まきが終わるのを見計らって、氏神様に今年の豊穣をお祈りします。
苗が立派に育ちますように、台風が来ませんように、雨も降り日も照りますように、害虫や病気が発生しませんように、そして家族が健康で過ごせますように…。
弁当を広げ、酒を飲んで神様にお祈りします。

鴨のヒナが生まれてきます
我家では、今、鴨の卵を孵卵器にかけています。
5月に入ったら次々に鴨のヒナがかえってきます。
ぬいぐるみのようにフカフカのとっても可愛いヒナ達です。
近くに来られた時にでも、ヒナを見に、ちょっと寄り道して下さい。

Comments are closed.